アウトドアや車中泊、または頻発する災害での電源として活躍すると注目されているポータブル電源。
などなど、ポータブル電源の購入を考えている方には色々な理由があると思います。
私はキャンプや車中泊はしないのですが、「いずれはキャンプや車中泊をしながら釣りを楽しみたい!」という考えから、ポータブル電源が使ってみたいと思い購入を検討。
選んだのはJackery(ジャクリ) ポータブル電源 240
ポータブル電源デビューという事もあり、シリーズの中でも1番低額で小型な商品を購入し、実際に使用したファーストインプレッションを紹介していきます。
【Jackery】(ジャクリ)とは?
ポータブル電源を選ぶにあたり信頼できるメーカーの商品を購入したいですよね。そこで【Jackry(ジャクリ)】とはどんなメーカーなのかを紹介。
創立メンバーにはAppleの元バッテリーエンジニアも加わり誕生したアメリカのポータブル電源メーカーの最大手。2019年にJackery Japanが設立。
「Jackery]とは(Jacket)と(Battery)を組み合わせたもので、【まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい】という思いのもと名付けられたそうです。
また、「Jackery]は災害支援や寄付などの企業CSR活動プロジェクト【Jackery Care】や環境に対する取り組み【Jackery Green】なども行っています。
災害支援を行っているメーカーであれば商品も信頼できそう!
【Jackery ポータブル電源 】とは?
コンセントがない場所で電源を使用できる
どこでも持ち歩けて好きな場所で電源を使用することができるポータブル電源。屋内はもちろん、屋外や車内などいつでも、どこでも。
今回購入した【Jackery ポータブル電源 240】は1番小型のタイプで重量は3.1kg。上部にはハンドルもあり、簡単に持ち運びすることができます。
ポータブル電源の容量が大きくなるとサイズと重量も大きくなってきます。
使用用途によって選べる全6機種
Jackeryのポータブル電源には全部で6機種あり、バッテリーに容量や出力端子の数、種類などの違いがあります。
商品名にある数字が大きい程バッテリーの容量が大きくなり、使用できる電気製品が多くなりや使用時間が長くなります。
【Jackery ポータブル電源 240】はラインナップの中では1番小型にもかかわらず、容量は67200mAh/240whと、10000mAhのモバイルバッテリーの約6倍以上の容量があります。
シンプルな使用方法
使いたい出力端子にコンセントを差し込み、脇にあるボタンを押すだけで使用できます。
また、中央の液晶画面にはバッテリーの残量と、使用中の消費電力がわかりやすく表示されます。
高い安全性
- 防災製品等推奨品認証を取得
一般社団法人防災安全協会より、「災害時に有効に活用できて安全と認められる防災用品」として認められた製品に与えられる安全認証
- 電気用品安全法の基準に適合した電化製品にのみ掲示されるPSEマーク
- リチウムイオン電池の国際基準の一つである「UN38.3」(国連特別輸送試験)の認証も取得
- BMS(バッテリーマネージメントシステム)、NCM制御機能を搭載
万が一誤操作が起きても、ショート・過負荷などを検知して充電・放電停止を行い、また、本体が熱くなった場合は温度感知機能により冷却ファンが自動的に作動します。
【Jackrey ポータブル電源 240】の特徴
基本スペック
電池タイプ | リチウムイオン電池 |
容量 | 241.9Wh |
定格出力 | 200W |
DC入力 | 19V/3.42A(12-30V対応) |
AC出力 | 100V~2A,60Hz,200W(瞬間最大400W) |
シガーソケット | 12V/10A |
USB出力 | 2 x 5V 2.4A,最大24W |
充電温度 | 0℃~40℃ |
動作温度 | -10℃~40℃ |
サイズ | 230×133×167mm |
重量 | 3.1㎏ |
付属品
ポータブル電源の寿命
ポータブル電源の寿命は【サイクル】と言われるもので表します。
Jackery ポータブル電源240は【500サイクル】(容量80%を保証)
0%から100%まで充電し、また0%まで使いきると「1サイクル」となります。
ポータブル電源はサイクルの回数が増えると徐々に性能が劣化し、電池の容量が減少していきます。
劣化が進むと充電しても100%にならないってこと!
ポータブル電源240は【500サイクル】で容量80%を保証しています。ヘビーユーザーでない限りなかなか超えることはないと思いますが、仮に500サイクルを超えても使えなくなるという事ではありません。
出力端子
AC出力端子
- AC100Vコンセント ×1口
- 定格出力 200W/最大出力 400W
定格出力とは、ポータブル電源が、安定して出力し続けられる電力の量。定格出力を超えた電化製品などを使用すると、ポータブル電源の運転が停止します。最大出力は瞬間的に出力できる電力の量です。あくまで一瞬ですので、定格出力を基準に使用します。
- 正弦波インバーター搭載
電気には、正弦波・修正波・矩形波の3つの波形があり、Jackery ポータブル電源240は純正弦波を採用。家庭用の電化製品はほぼ正弦波を前提に設計されています。
- 周波数 60Hz
日本には50Hzと60Hzの2種類の周波数があり、Jackery ポータブル電源240で使用できる電化製品は60Hz、または50Hz/60Hzの両方に対応している電化製品です。違う周波数で使用すると、正常に働かなかったり、故障の原因にもなります。
USB出力端子
- USB-A端子 ×2口 5V 2.4A,最大24W
スマホ、タブレットなどの他、アウトドアであればヘッドライトやLEDランタンなどの充電に便利なUSB出力。
DC出力端子
- シガーソケット 12V/10A
車載冷蔵庫などを使用したい時に便利なシガーソケットです。また、シガーライターは対応していませんのでご注意を。
Jackeryでは12V 自動車用 バッテリー充電ケーブルも発売されています。
【Jackery 12V 自動車用 バッテリー充電ケーブル】はコチラJackery 12V 自動車用 バッテリー充電ケーブルはジャンプスターターの機能は搭載していないので、車のバッテリーを完全に充電した後、車を始動することになります。
※ジャンプスタートとは、別の車から電気をわけてもらい、エンジンを始動させる方法です。
充電方法
- ACアダプター
付属のACアダプターを使用して家庭のコンセントで充電
- シガーソケット
付属の車載用充電シガーアダプターを使用して車のシガーソケットで充電
- ソーラーパネル
別売りのソーラーパネルを使用して充電
ポータブル電源 240におすすめのソーラーパネルはJackery SolarSaga 60とJackery SolarSaga 100。どのソーラーパネルも対応はしているようですが、メーカーで推奨しているのはこの2機種です。
パススルー充電に対応
ポータブル電源の充電を行と同時に、他の電化製品などに給電を行う機能です。
※パススルー充電に対応していますが、ポータブル電源のバッテリーに負担をかけ、寿命を縮める可能性がありますので、できるだけ行わない方が良いでしょう。
Jackery ポータブル電源 240で使用できる電化製品
取扱説明書に表記されている使用機器への給電の目安【使用回数・使用時間】
・AC出力 | ライト | 5W | 21時間 |
ノートパソコン(オン状態) | 30W | 約3回 | |
プロジェクター | 100W | 2時間 | |
32インチ液晶テレビ | 60W | 約3時間 | |
ドローン | 60W | 約4回 | |
電気敷毛布 | 55W | 約3.7時間 | |
・USB出力 | スマートフォン | Max 18W | 約24回 |
タブレット | Max 12W | 約7.5回 | |
・シガーソケット | 車載冷蔵庫 | 60W | 約19時間 |
※使用機器や使用環境により使用時間や、充電の回数は変わります。
私が釣りで使っている充電式ネックライト(170mAh)なら約390回、充電式LEDランタン(10000mAh)なら約6.5回程と、バッテリー切れを心配することなく使用できます!
また、Jackeryの公式サイトの各ポータブル電源の商品ページでは【稼働時間シュミレーター】がありますので、使ってみたい電化製品の消費電力を入力して稼働時間を調べてみましょう!
注意ポイント!
Jackery ポータブル電源 240の注意するポイント!
- 耐水・防水機能はない
ファンで放熱する為、放熱孔があり、出力端子の部分もカバーなどはなく露出しているので、雨の日などは注意が必要です。
- 出力のスイッチの消し忘れに注意
ポータブル電源出力スイッチを点けたままにすると、わずかですが電力を消費します。気づかずに放置しておくと、いつの間にかポータブル電源の充電がなくなっているかも…
- 長期保管の場合、充電は60%~80%に
Jackeryでは長期保管の際、6ヶ月に1回、60%~80%にしておくことを推奨しています。(リチウムイオンバッテリーは100%充電の場合、高電圧によって構成材料の化学変化の活性化が起こり、衝撃のような極端な場合には発火などしやすくなる)
ポータブル電源の使い道を決めて購入しよう!
今回Jackery ポータブル電源 240を購入して、実際どのように使用しているのかを紹介。
- 自宅での使用
1番使用しているのは自宅での使用です。部屋のコンセントが埋まっている時、スマホやパソコンの充電ケーブルが届かない時などに、ポータブル電源を使用し充電することが多いです。
- アウトドアでの使用
キャンプや車中泊はしませんが、趣味の釣りでの使用を考えましたが、いざ使おうと思うと今のところ、スマホ、カメラ、ライトの充電に使用するくらいで、他に車内で使える扇風機や車載冷蔵庫を試してみたいと思います。
あれ?以外に使い道が少ない…
Jackery ポータブル電源 240を購入して思ったのは、やはり定格出力が小さいという点。スマホ類の充電に使用するなら充分すぎる容量なのですが、電化製品を使用とするとやはり使用できる物が限られてしまいます。
日帰りのアウトドアや1泊のソロキャンプでは大丈夫かもしれませんが、予算に余裕があり、安心してポータブル電源を使いたいのならJackery ポータブル電源 708以上がおすすめです!
Jckery ポータブル電源 400だとダメなの?
【Jckery ポータブル電源 400】はバッテリーの容量は増えていますが、定格出力が200Wなので、使用できる電化製品が変わりません。ガジェット類の充電をよりたくさん行いたいという方にはおすすめです!
公式サイトで購入すると
- 保証期間が3年間
通常2年間の保証期間が3年間になります。
- 大口割引サービス
法人・団体向けに大口割引サービス
数量 | 価格 |
---|---|
5台~ | 5%割引 |
10~20台 | 10%割引 |
まとめ
- 使い道を考えてから購入しよう!
- ガジェット類の充電ならJackry ポータブル電源 240で充分!
- アウトドアや車中泊で使うなら容量が大きく定格出力が大きいものを!
今回初めてのポータブル電源、【Jackry ポータブル電源 240】を購入して1番感じたのは、災害時に電源を使えるという安心感でした。持っているだけで安心でき、さらに気軽に普段使いができるのはうれしいですね!
ソーラーパネルも一緒に購入して、上手にポータブル電源を活用すれば、節電にもなるかも。
持っていて絶対損はないので、まだポータブル電源をお持ちでない方、購入を検討してみては!?
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